屋根や外壁リフォームの相場は
屋根や外壁リフォームの相場は
建物の屋根や外壁は、日光や雨、雪などにより知らず知らずのうちに劣化が進み、そのまま放置しておくと、雨漏りが起こったり、建物へのダメージも心配されます。住居は大切な財産でありますから、その財産を守るためには、定期的なメンテナンスは、建物の寿命を延ばすという点からもとても大切なことといえるでしょう。
屋根や外壁のリフォームを依頼する業者は、長年にわたる実績と経験があるしっかりとした業者を選ぶことが重要です。
屋根や外壁リフォームの費用は、その業者によっても異なるものですので、分かりにくいことも多いのですが、一般的には、屋根や外壁の塗装工事をする場合には、塗装費用のほかに、仮設足場を設置する費用もかかると考えたほうがよいでしょう。
また、リフォームの料金は、延床面積によっても異なってくるので、注意が必要です。
リフォームの相場としては、およそ、建物の延床面積が35坪程度までの場合には、屋根と外壁の塗装を合わせて、100万円程度と考えたほうが良いかもしれません。50坪なら、140万程度かかることもあるでしょう。
しかし、業者によっては、もっと高額になる場合もありますし、後から、オプションのように、別料金を請求される可能性もありますから、事前に、どのようなリフォームの内容になっているかを細かくチェックして、分からないようなことがあれば、しっかり質問しておくことが必要です。
たとえば、仮設工事には、仮設足場の設置だけでなく、ネット養生や各種養生が含まれるものですし、屋根の塗装には、塗装する前の洗浄などの工程の費用が含まれることが一般的ですから、そういった料金が別料金となっているような業者には注意が必要です。良心的な業者であれば、現地調査をしたあとに、打ち合わせで見積書をもとに、リフォームの詳しい提案を行い、予算に合わせて工事の範囲や改修方法を調整してくれるはずです。
工事契約をするのは、その後になるものなので、あせらず、じっくりと検討するべきでしょう。また、良心的な業者では、その会社で定めた期間内に、万が一、塗装が剥がれるようなことがあった場合には、無料で補修するようなサービスを実施しているケースもあるので、その業者の提示する工事内容が適切な内容であるか、料金が相場から大きくかけ離れていないか、また、工事の契約後は、すみやかに工事に着手してくれるのかについて、よく見極めることが重要でしょう。
断熱効果の向上には屋根のリフォームが効果的です
家の断熱効果が低いと夏は冷房に頼ることが多く、冬は暖房と光熱費が多くかかってしまいます。
良く家の中が夏は暑く冬は寒いという声を聞きますが、これは効果的な外気温の遮断が行われていないことが原因です。しかし、壁の断熱材はきちんと入っているのになぜ、という人も少なくありません。
通常の場合にはこの対策を行えば問題ないと言われていますが、現実には必ずしもそうではありません。では、その原因はどこにあるのでしょうか。
その原因は実は屋根にあります。屋根は意外と熱の遮断に関しては考慮されていないことが少なくありません。しかし夏の太陽の直射の影響を大きく受けますし、冬は雪が積もってしまうとその部分から冷やされます。
日本家屋に多い瓦屋根であっても完全に防ぎきることはできません。
まして近年普及したトタン屋根やスレート瓦などはその遮熱効果が非常に薄いため、外気の影響を非常に受けやすいのです。
その為壁に遮熱対策を施しても天井を通して外気の影響を受けてしまう家が非常に多いのです。
その為、外気の影響を受けにくい家にリフォームするためには、屋根に着目することが必要です。
とはいえ、天井裏に遮熱対策の為に断熱材を敷き詰めるというのは非常に危険です。天井は暖かい空気が上るところでもあるので、一定の空間を開けておかないと湿気がこもり家を早く傷める原因になってしまうからです。
しかし、家の中の暖かい空気は何もしないと天井から逃げて行ってしまうことが多いので、これを防ぐ為に外気の影響を受けないような工夫をすることが必要です。
その方法の一つとして、遮熱塗料を使用するという方法が有ります。屋根の塗装は外壁同様定期的に行わなければいけないものですが、この際に通常の塗料の代わりに遮熱塗料を使用することでその遮熱効果は非常に高まります。また最近では遮熱塗料が普及し価格も安価になってきているので、非常に使いやすくなっています。この方法であれば専用の遮熱材などを天井裏に敷き詰める必要もないので、比較的簡単に対策ができます。
また、家のリフォームの際に天井の状態を見直すことも有効です。特に古い家では雨漏りはしていなくても天井に隙間ができていてその隙間から空気が逃げて行ってしまっていることも良くあります。そのような部分を総合的に点検してリフォームすることで快適で光熱費が掛からない家にすることができるのです。特に築年数の古い家の場合にはこのリフォーム方法で驚くほど光熱費が軽減出来ることが多いものです。
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