悪質外壁塗装に騙されないためには?失敗しない重要な2つのポイント

失敗しない業者の選び方。低価格は危険??


外壁塗装で失敗しない業者の選び方

外壁・屋根塗装で成功するためには「良い塗装業者を選定すること」が非常に重要です。

外壁・屋根塗装はトイレやキッチンリフォームのように、商品が確定していないので、商品品質の判断が非常に難しいです。
職人の技術が商品品質そのものなので、口コミや塗装実績などから良い塗装業者を選定しなければなりません。

この記事では「外壁塗装で失敗しない業者の選び方」と題して、良い塗装業者の見分け方をアドバイスいたします。

まず「良い塗装業者」を以下のように定義します。
「良い塗装業者」=「適正価格よりもちょっと低価格で、高品質の塗装業者」

ぼったくりの悪質塗装業者は論外ですが、価格が安すぎる業者も非常に危険です。
ホームセンターで販売されているような安くて低品質な塗料を使用したり、必要な補修工程を省略したり、塗料を水で薄める業者など、手抜き業者が多く存在する業界なので、相場より安すぎる塗装業者は要注意です。

以下に良い塗装業者の見分け方と、価格設定の仕組みなど紹介致します。




ぼったくり訪問販売には要注意!

外壁塗装に限らず「訪問販売店や電話営業は販売価格が割高」なので、選択肢から外した方が無難です。

「なぜ、訪問販売や電話営業の会社は価格設定が割高なの?」

訪問販売や電話営業の場合、営業マンやテレアポのモチベーションを高めるために、高額な歩合給を設定する必要があり、その分価格設定が高くなります。
高く販売するほど営業マンの給与がUPする仕組みなので、営業マンはより高い価格で販売しようとし、販売価格が高額になるのです。

訪問販売のトラブルは業種を問わず全国的に社会問題になっており、高齢者など情報弱者に高額で契約させる悪質な訪問販売会社も多く存在します。



外壁塗装の訪問販売、店舗販売

もちろん全ての訪問販売や電話営業が悪いわけではありませんが、価格設定が割高である事実は否めません。

以下のグラフは「訪問販売・店舗販売」と当社のような「ネット販売」で価格の構成を比較したものです。



外壁塗装の訪問販売、店舗販売

ショップなどの店舗販売は、対面で話ができるので安心して相談できるメリットもありますが、店舗家賃や人件費に莫大な費用がかかります。
ショップの改装費用、毎月の家賃・接客スタッフ人件費・チラシなどの販促費などなど販管費が高額なので、その分販売価格が高額になります。

商品やサービスの販売価格は「仕入れ原価+人件費+販管費+利益」で決まります。
販管費や人件費が高額になれば、連動して販売価格も高額になります。会社運営を継続するうえでは当然の理屈ですが、価格のしわ寄せはお客様に向けられるのです。

結果的に、インターネット販売の会社が最も価格設定が低いです。
店舗費用や営業経費などの販管費が最小限に抑えられるので、連動して販売価格を安く設定することができます。
インターネット販売の場合も広告費はかかりますが、店舗費用や、訪問販売の人件費、チラシやCMの費用と比較すると、圧倒的に販管費は安いのです。

また、インターネット販売の場合、販売価格や実績などホームページ上に掲載しているケースが多く、情報がオープンなので容易に比較できます。
最近では、口コミサイトも多く存在し、お客様からの感想などもチェックすることができるので、率先して情報収集されることをおすすめします。

基本的には訪問販売や電話営業は価格相場が高く、トラブルも多いのでおすすめいたしません。



激安価格の外壁塗装業者には要注意!

外壁塗装は価格が高すぎるのは論外ですが、安すぎるのも危険です。
ここが外壁塗装リフォームの判断の難しさです。

つい最近までは「25坪の外壁塗装、シリコン塗料で総額598,000円」がネット上での外壁塗装の価格相場でした。
しかし、過当競争が激化し昨今では398,000円という破格の価格設定になっており、以下のような広告を目にするようになりました。


外壁塗装398000円

良質な塗料を使用し、高圧洗浄、下地の補修、下塗り、中塗り、上塗りをまともに行うと、この金額での外壁塗装工事はとうてい不可能です。

実際に激安価格をセールスポイントにしている量販店の塗装工事は、下請けの塗装業者に極端に安い価格で委託して利益を確保する場合がほとんどです。
下請け塗装業者も安い請負費用の中から収益を確保する必要があるので、作業単価が安い日雇い職人や外国人を起用したり、安い塗料を使用したり、必要な補修工程を省略するなど、粗悪な手抜き工事に陥る危険性があるので要注意です。

参考までによくある手抜き塗装工事をいくつか紹介致します。

【高圧洗浄の乾燥期間の省略】
高圧洗浄を行いコケや汚れを除去してから下地の補修や塗装を行うわけですが、高圧洗浄後に十分な乾燥期間(2~3日)を確保する必要があります。
乾燥していない状態で塗装を行うと、塗装後にしばらくしてから塗膜の内側で水分が蒸発し塗膜が膨れてしまい、短期間で塗膜が剥がれる要因となります。
激安価格で請け負っている塗装業者は短期間で多くの案件をこなす必要があり、乾燥期間を省略して塗装を行う危険性があるのです。

【下地補修の省略】
外壁・屋根塗装のリフォームで最も重要な工程は下地補修です。
クラックや塗膜の剥がれなど入念に補修を行ってから塗装を行うことで、塗膜の密着性が高まり耐用年数を最大限に高めることができます。
激安価格で請け負っている塗装業者は作業費を削減するために補修を省略したり、そもそも補修の技術がない業者も多く、補修を省略される可能性があります。
耐用年数に大きく影響するので要注意です。

【材料費の削減】
塗料は「1缶で◯◯平米」とメーカーが算出する規定があります。
外壁・屋根塗装は塗膜の厚みをある程度確保することが重要で、厚く塗装することで塗膜の耐候性を高めます。
激安価格で請け負っている塗装業者は材料費を削減するために、塗料をシンナーや水で薄めて塗装している危険性があります。酷い業者の場合は本来3回塗りが必要なのに、1回分省略して2回塗りで仕上げる業者もいるのです。
信じがたい手抜き工事ですが、実際に多発している事例です。

【コーキングの打ち増し】
窓サッシや玄関回りなどシーリング(コーキング)と呼ばれるゴム状の目地があり、経年劣化により弾力性がなくなるので張替えが必要になります。
通常は古いコーキングを剥がし、細かい破片も除去し、新たにコーキングを打設します。
激安価格で請け負っている塗装業者は材料費の削減と作業費を削減するため、古いシーリングの上からコーキング剤を打ち増しするのです。
表面上は新しく見えますが、中身は弾力性がない古いシーリングのままなので、防水性が非常に低く雨水が侵入する危険性があります。

【人件費の削減】
激安価格で請け負っても利益を出す必要があるので、材料費を削減したり人件費を削減したり、あの手この手で費用削減を行います。
人件費を削減するために必要な工事工程を省略したり、人件費の単価を下げるために、日雇い職人や外国人など十分な訓練がされていない職人や作業工程を把握していない職人が作業を行う場合があり、塗装工事の品質低下の要因となります。



業者選びで失敗しないコツ!

上述で解説した価格相場から業者を選定するコツをまとめます。

【訪問販売の塗装業者】
訪問販売は営業マンの歩合給が高額で価格が割高になるので、よほど素晴らしい提案じゃなければ、選択肢から外した方が無難です。

【激安価格の塗装業者】
相場より安すぎる場合は、塗料品質低下や手抜き工事の要因となるので、外壁塗装で25坪程度で総額45万円を下回る場合は選択肢から外した方が無難です。
お客様が建築や外壁塗装に詳しい場合は細かい指示やチェックが可能ですが、一般の方にはチェックが困難なので、おすすめしません。

高額な塗装業者と激安価格の塗装業者を選択肢から外しました。
次は、現地調査と見積もりの内容から良い塗装業者を選定します。
面倒かもしれませんが、2、3社に打診し現地調査を依頼しましょう。
2、3社の営業マンや調査スタッフと実際に話すことで、相対的に判断する方法が選定方法としては簡単で非常に有効です。

【2、3社を選択するコツ】
2、3社に現地調査を依頼することをおすすめしますが、2、3社をどいう基準で選んだらよいのでしょうか?
インターネットで塗装業者を検索し、塗装実績や口コミをチェックして情報収集することが非常に有効です。
面倒かもしれませんが、粗悪な塗装業者を選んでしまう方が何倍も面倒なことになるので、情報収集の手間は惜しんではいけません。

【相見積もりで比較する】
ほとんどの塗装業者が無料で現地調査を行い調査報告書や見積もり書を提案してくれるので、内容を比較して良い業者を選びましょう。
最初の時点で「2,3社で相見積もりをお願いしています」と塗装業者に宣言することで、相場よりも高い金額で提案されることがなくなります。
高かったら選んでもらえませんからね。

【現地調査報告書をチェック】
まず、現地調査報告書については当社では以下のように、不具合箇所の写真、症状、対策などを明記しております。

外壁塗装の事前調査診断書

現地調査報告書を元に家の状態や不具合の進行状況、対策プラン内容を提案してもらい、ご自身のご要望にマッチするか検討してみましょう。

また、現地調査時に営業マンや調査スタッフが訪問するかと思いますので、知識や実績、マナーなどもしっかりチェックされてください。
会社がしっかりしていても、担当営業マンがいい加減な場合は良いリフォームプランを提案してもらえないこともありますので、非常に重要なポイントです。

【見積もり書をチェック】
次に見積もり書のチェックです。
現地調査がいい加減な業者は見積もりを明確に算出することができず、「塗装一式」などザックリとした内容で提案してくることがあります。
正しく現地調査を実施したら、必ず平米数を実寸しているはずなので見積もりにも詳細の内容が反映されているはずです。
以下は当社の見積もり内容ですが、平米数や塗装部位の記載など詳細まで明確に作成いたします。


外壁塗装の見積もり書

追加請求の有無についても事前にご確認ください。
安い見積もり書で契約を促し、塗装工事が始まってから、高額な追加請求をするような悪質な塗装業者もいます。

いかがでしたでしょうか?
価格相場、外壁塗装実績、口コミ、現地調査報告書、見積もり書、そしてスタッフの知識やマナーなど、順番に絞ることで効果的に良い塗装業者を選ぶことができます。




まずは、無料事前診断をお試しください

最適な塗料は「下地の素材や劣化状態」で異なります。
「どの塗料が最適か?」「そもそも塗装リフォームする必要があるのか?」など、まずは住宅の現状を把握いただくことが大前提です。

ゼロホームは事前診断を入念に行い、現状を解説し最適な塗装プランを提案いたします。 もちろん無料ですのでお気軽にご相談ください。

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