外壁のサイディングリフォームについて
外壁のサイディングリフォームについて
サイディングとは外壁の外装材のことです。昔の日本の木造住宅ではモルタルや土壁など塗り壁が多かったですが最近は外装材を外壁に貼るという家が増えています。
塗り壁にすると数年でシミやヒビ割れが出て古臭くなりがちですがサイディングにはそういうことはありませんし、いろいろな模様があるので自分の好みのものを選びやすいです。塗り壁より重量が軽く自身など崩壊にも強く地盤沈下しやすいです。
職人技術が不要で施工費用も安価、仕入れや原価計算がしやすく経営面もはっきりするなどメリットがたくさんあるからです。
ただ、サイディング外壁は半永久的にもつ建材であるというのが売りでしたが、実際には切断面から吸水したことによる劣化があったり、表面の劣化によって吸水してしまいボードに反りが生じるなどリフォームが必要となることも少なくはありません。
いわゆる焼き物なので吸水したり気温差によって割れたりヒビ割れを起こすのです。またつなぎ目の役割を果たすシーリングも劣化が目立つところです。半永久的とはいいますが、18年から20年に1度はリフォームが必要です。
リフォームの方法ですが、張り替えと塗装、シーリングのみのリフォームの3つの方法があります。
既存のものを撤去してしまい新たに貼る場合は150m2外壁の場合、180から230万円と高額の値段がかかります。それよりはすでにあるボードの上から新しいボードを張ったほうが安上がりです。ただ下地となるボードに反りがある場合、この方法はおすすめできません。
塗装の場合も既存のボードをはがしておこなうと100から180万円かかりますが、既存ボードの上から塗装とすると80から150万円で済みます。塗装するだけではっ水性等外壁としての性能がよみがえるのです。
既存のボードをはがして塗装という方法は出来なくはないですが、あまり一般的に行われてはいません。
既存のものが高断熱タイプの窒素系ボードの場合は上にシリコン系単層弾性塗料を塗装すると塗膜が膨れたり剥離することもあるので、塗料選びは知識をきちんともった業者にお願いする必要があります。
劣化しやすいシーリングのみをリフォームするやり方については既存のシーリングを撤去し新しいシーリングを打つ打ち替え作業なら足場代として15万から20万円、既存のシーリングの上から新しいシーリングを打つ打ち増しというのがもっとも安上がりの工法で12から17万円の足場代のみかかります。
いくつかの業者に壁の状態を見てもらってからどの方法でいくか決めたほうがよいです。
外壁塗装の塗料の種類と費用
外壁は住まいの印象を決める重要な部分です。それと同時に、雨風や熱、紫外線や排気ガスなどから住まいを守るという大切な役割を持っています。
外壁に生じたひび割れや剥がれ、チョーキングなどを放置しておくと、建物の内部にまでダメージが及ぶ可能性があります。
住宅内部の修繕費は大きくなりがちであり、住宅自体の寿命も短くなってしまいます。定期的なメンテナンスやリフォームを行うことで、住宅の寿命を延ばし、修繕費を低く抑えることができます。
外壁のメンテナンスで最もよく行われるのが、塗り替えによるものです。外壁塗装の費用は、使われる塗料の種類によって違ってきます。通常、耐久年数が短い塗料ほど外壁塗装工事の費用は安く、長いものほど高くなります。主に使われる塗料は、耐久年数が短いものからアクリル系塗料、ウレタン系塗料、シリコン系塗料などがあります。アクリル系塗料は、一番価格が低い塗料です。
反面耐久性が低いため、現在では外壁塗装にはあまり使われていません。ひび割れにくく、表面がなめらかで発色が良いため、短期間で塗り替える予定がある場合や、期間限定のディスプレイ的な塗装には向いています。
ウレタン系塗料は、一昔前まで主流だった塗料です。塗膜が柔らかく下地と密着する性能が高いため、どこにでも使うことができ、特に細部を塗る場合には適しています。
反面他の塗料に比べると紫外線や汚れに弱いという欠点もあります。シリコン系塗料は、現在最も人気のある塗料です。
耐久性と価格のバランスが最もよいとされています。汚れに強く、仕上がりが綺麗で、長期間美しい状態を保つことができます。フッ素系塗料は、耐久年数が非常に長い塗料です。
対候性に高い効果を発揮し、耐熱性や耐寒性にも優れています。
しかしその性能に併せて価格も高いため、一般の住宅にはそぐわないとされる向きもあります。
安価な塗料は塗り替えの価格を抑えることができますが、耐久年数が短いため短期間で塗り替えを行わなければならなくなります。
反対に高価な塗料は耐久年数が長いため塗り替えの回数が抑えられ、結果的に費用を低く抑えることができる場合もあります。
そのため、塗料を選ぶときは、次回の塗り替えも念頭においておくことが大切です。また、同じ種類の塗料でも、製品によって性能が異なります。様々なメーカーから様々な商品が発売されているため、使う塗料を選択する際は、業者に製品情報も教えてもらうようにするのが良いでしょう。
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