サイディングを用いた外壁リフォームの種類

外壁は、建物全体の印象を決めるだけでなく、雨風や日差し、排気ガスなどから住まいを守る大切な役割を果たしています。ひび割れやチョーキングなどの劣化を放置しておくと、見た目を損なうだけではなく、壁の内側にまでダメージが及びます。建物の躯体にまで傷みが及ぶと、補修にも時間と費用が掛かるようになってしまいます。
そのため、定期的にリフォームし、メンテナンスを行うことが大切です。

外壁のリフォームで最もメジャーなのは塗料を用いた塗り替えですが、最近ではサイディングを用いたリフォームも人気を呼んでいます。サイディングとは板状外壁材のことです。
工場で生産されるため品質が均一で、比較的低価格な外壁材です大きく分けて窯業系と金属系があります。窯業系は、セメントなどを主原料に、木片や無機物を混ぜて強化し、プレス成形したものです。金属系は、スチールやアルミなどを表面材料にし、中に断熱材を入れて成形したものです。窯業系に比べると軽く、建物に負担をかけないという特徴があります。これらの人気の理由は、壁の表面の風合いが多いということが挙げられます。タイル風、石積み風、板張り風など、様々なメーカーから様々なデザインのものが提供されています。
多くの選択肢の中から、自分の好みに合ったもの、あるいは街並みにマッチするものを選ぶことができます。

これら用いたリフォーム方法には、張り替え工法と重ね張り工法の二種類があります。張り替え工法は、既存の壁材を剥がし、新しい壁材を張る方法です。剥がした壁材の処分をする必要があり、全体的な施工費用はかかりますが、既存の壁材を剥がした際に、下地や断熱材、土台や柱などの状態を直接チェックすることができます。
重ね張り工法は、既存の外壁の上に新たな壁材を重ねて張り付ける方法です。既存の壁をそのまま活用するので、張り替え工法に比べると費用を抑えることができ、かつ外壁が二重になる為、断熱性や耐震性など、建物の性能が上がります。ただし、既存の壁や建物の構造材の状態をしっかり確認した上で施工を行う必要があります。

サイディングは、一時期半永久的にメンテナンスが必要なくなる壁材として売り出されていた時期がありました。しかし現実には、劣化し、傷みが生じます。具体的には窯業系はひび割れや剥がれ、金属系はサビやひび割れなどが発生します。その場合は放置することなく、必要なメンテナンスを行う必要があります。

外壁リフォームは事例が確認できる業者を選ぼう

苦労して頭金を貯蓄して、頭金が足りない部分はローンを組んで建てた夢のマイホームは誰でも長く住み続けたいことでしょう。マイホームを建てるまでに何年間も、がんばって貯蓄をしたり、色々なものを節約したりなど、やっと手に入れたマイホームへの思い入れは誰もが、相当強いことでしょう。
ですので、誰もが、できるだけ長い間、大切なマイホームに住み続けたいと思うことでしょう。

そんな、大切なマイホームですが、長く住み続けるには、やはり、もっとも大切となってくるのは定期的なメンテナンスとなります。
いくら丈夫に建てたマイホームであっても、やはり必ず、年月の経過とともに老朽化してくるものです。特に、メンテナンスで重要となってくるのは外壁や屋根などの外装関連となります。内装については、毎日、家の中で過ごしているため、どこがどのように傷んでいるのか、自然と目につきやすいことでしょう。
例えば、水回り関連のキッチンやトイレ、バスや洗面所の老朽化などは見た目にも早く発見できるものです。そのほか、壁紙などの汚れ具合やフローリングの劣化なども目につきやすいので、気がついたときにメンテナンスを行うことがよいでしょう。

気をつけなければならないのは、やはり外壁と屋根となります。
外壁は１０年に一度程度塗装のし直し等のリフォームが推奨されています。しかし、外装リフォームは内装と異なって、劣化が目につきにくいうえに、費用も膨大なものとなります。ですが、長くマイホームに住みたい場合は、外壁が雨漏りや水漏れ、ひび割れからではなく、そういったことが起こらない前にリフォームを行うことが望ましいでしょう。

では、外壁のリフォームを検討する場合、どういった業者がよいのかアドバイスしましょう。
まず、リフォーム事例が豊富な業者を選びましょう。事例をたくさん提案してくれる業者は、あなたのマイホームには、どういったリフォームが適切であるか、きっとアドバイスしてくれるはずです。
また、業者によっては、工事施工後、１０年間程度の保証があるものもあります。事例別に、どのような保証をおこなっているのか、事前に相談しておくこともよいでしょう。

外壁のメンテナンスは大変費用のかかることとなります。色々な業者に相談を行い、相見積もりをとって、あなたが納得できる業者を選びましょう。そして、念願の、あなたの大切なマイホームに、より快適に長く住まれることを祈っています。

外壁のリフォームとは

外壁の補修修繕の必要性