外壁塗装の見積もりについて
外壁塗装の見積もりについて
外壁塗装な何のために行うのかご存知でしょうか。
家の外壁の中でも南側の壁面は、太陽の紫外線を多く受ける場所となります。
これに対して、北側の壁面は南側と比べると太陽の紫外線量が少なくなります。
二つの外壁を比較した時、南側の外壁は色あせが起きていて、北側はそれ程ではない状態になります。
しかし、ここで問題となるのが色あせが起きていると言う事ではなく、南側の外壁は劣化が進んでいると言う事なのです。
単に色あせしただけなら、塗り替えを行えば良いわけですが、劣化により色あせが起きている場合は塗り替えるだけでは済まされません。
外壁塗装は下地を綺麗に仕上げてから行わないと、折角塗装をしても塗膜が剥れてしまうと言った事態を招いてしまうからなのです。
専門業者に依頼する時には、1つの会社を探して外壁塗装のお願いをするケースが有りますが、見積もりを見た時に、合計額が記載されていても、その金額は塗装工事として高いのか、それとも安いのかと言った判断は出来ません。
また、金額を見てこんなもんで済むと言うイメージを持つ人もいるわけです。
価格が安い感じがしたので1社に見積もりを依頼して外壁のメンテナンスをしたと言う事は、逆に言えば損をしている可能性も無いとは言い切れません。
幾つかの会社に見積もりを依頼してみて、実際に施工を依頼した業者が一番安ければお得と言う事になりますが、逆に一番高い金額が提示されていたら損をしてしまう事になるわけです。
外壁塗装の中でも最もコストがかかる部分と言うのは、塗装を行う職人さんの工賃です。
見積もりの内訳としては、足場の組み立てと解体、養生費用、高圧洗浄、下地のメンテナンス費用、塗料代、そして職人さんへの工賃と言った形で記載が行われているケースが多くあります。
また、これらの金額の合計ではなく、それぞれの内訳を比較してみることで、金額が高いのか、それとも安いのかと言ったことを知ることが出来るわけです。
尚、極端に金額が安いと言うのは、何かしら問題が在る可能性を含むと考えられます。
例えば、手抜き工事を行うとか、塗料を薄めて使うなどの手抜きとなる工事が行われる可能性もあるわけです。
外壁塗装にはある程度の価格相場というものが在ります。
この価格相場を知っておくことで、金額が妥当なのかどうかと言う事を知ることが出来ますし、手抜きなどが行われずに、きちんとした仕事をしてくれる外壁塗装の業者を探すことが出来るようになるのです。
外壁リフォームに使われる素材
外壁は住宅の外観を印象付ける大きな部分です。
それだけでなく、雨風や紫外線、熱や排気ガスなどから家を守る大切な役割を果たしています。外壁のひび割れや塗膜の剥がれ、チョーキングなどを放置することは、家屋の見た目が悪くなるだけではなく、建物の内部へ雨風の侵入を許すことになり、結果家屋を傷める原因になります。
傷みが大きくなれば、それだけ補修は大掛かりなものとなり、費用がかかります。外壁のリフォームは決して安いものではありませんが、不具合を早期に回復することで大きな補修が必要になる事態を回避し、結果家屋の寿命を延ばすことができるのです。
外壁のリフォームには、様々な素材が使われています。状態や予算などと相談して工法を選ぶことになります。現在主流で、初期費用が安く済むのが塗り替えです。既存の壁を補修、洗浄した後、塗料を塗ります。塗り替えを行う際一番大切なのが、塗料の種類を選ぶことです。
外壁に使われるメジャーな塗料は、耐久性が低い方からアクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系となります。通常、耐久年数が高い塗料ほど価格が高くなります。塗り替えは数年おきのメンテナンスが必要になるため、高価でも耐久年数の高い塗料を選んだ方が、結果的に費用を抑えられる場合もあります。
傷みが大きく、塗り替えで対応しきれない場合は、サイディングを用いた施工を行います。張り替えと重ね張りの二種類があります。張り替えは既存の外装を剥がし、壁材を張り替えます。
費用は掛かりますが、柱や下地の傷みのチェックも出来ます。重ね張りは、既存の壁の表面に下地材を打ち、新しい壁材を貼り付けます。仕上がりが美しいのが特徴ですが、下地が腐食していると定着しません。
サイディングには窯業系と金属系があります。窯業系サイディングは、セメントなどを主原料に木片や無機物を混ぜて強化し、プレス成形したものです。金属系サイディングは、スチールやアルミを表面材料に、中に断熱材を入れて成形したものです。窯業系サイディングに比べると軽量で、建物に負担をかけない点が特徴です。
外壁のリフォームは決して安い買い物ではありません。
しかし悪質な業者が強引に契約を迫ったり、工事の質が悪い業者を選んでしまうといったトラブルもあります。リフォームを行うときはいくつかの業者で見積もりを取ったり、納得がいくまで説明を求めるなど、トラブルに巻き込まれないように自衛することも大切です。使う素材だけではなく業者選びも慎重に行いましょう。
一戸建てで暮らすなら外壁や屋根のメンテナンスのリフォームも必要
一戸建ては外構の修繕は必須