コンクリートのサビの対処法~外壁や塀の場合~|外壁塗装のゼロホーム
コンクリートが錆びる(サビる)とどうなるのか
防音、耐火性があり木造とは違い大空間が作成可能というメリットがあるコンクリートは現在、マイホームやマンション建築など多くのところで使用されています。この性質はペットや人の声を近隣に響かせずに済むほか、火災時にほかの住宅を巻き込まずに済みます。また、鉄骨や木造と違い形状を自由に作れるため、自分好みのデザインの家を建築可能です。
しかし、デメリットも少なくなくその中の一つとしてカビや雨染みなどの汚れが目立ちやすいです。定期的なメンテナンスが大切であり、放置しておくとサビが発生するケースも存在します。外壁や手すりなどが錆びると内部の腐食を招き、強度が低下する自体に陥ります。どんなに、火災や騒音に強くてもサビ一つで建物の安全性が損なわれる可能性があるでしょう。
コンクリートが錆びる(サビる)原因
乾燥収縮や温度差、外部からの重量や地震によりコンクリートにひび割れが発生します。そこへ空気中の水分や雨水、あるいは炭酸ガス等が内部まで浸入することでサビが引き起こり、白い外壁に赤褐色の汚れが確認できます。
また、中の鉄筋が腐食するとマンションや住宅の外壁のひび割れから独特の色の液体が流れることもあります。目視で確認しやすい見物劣化のサインなので、見つけたら修繕や業者に連絡するなど何らかの処置が大切です。何もしないと爆裂現象が起こり、最悪鉄筋が露出したりコンクリート自体が欠落したりすることもあります。しかし、塗装などで仕上げ材が浮いていると表面に現れず、損傷に気づくのに遅れる可能性があります。外壁のひび割れから、褐色の液体が流れる前に補修を行うことで損傷をある程度抑えられます。
コンクリートのサビの補修方法と注意点
表面上の汚れとしてのサビは、専用のスプレーや洗剤を使用することで見た目をよくできます。しかし、コンクリート内部まで進行した状態のものは専門の業者に依頼することが大切です。腐食や膨張した侵食箇所を取り除き、錆び止め塗料を塗りエポキシ樹脂モルタルといったものを使用し欠損部を埋め戻し、下地調整を行うのがおおよその施工例です。今では山砂を混ぜたものがメジャーですが、昔は海砂を混ぜた物もあるので施工時に使う材料が異なることもあります。
一般に鉄筋コンクリートの耐用年数は約60年と言われまずが、中の鉄筋や資材が腐食を始めると耐用期間が短くなってしまいます。また、この素材で作られた建築物が寿命を迎え建て替えを考える際、その建物の残骸は産業廃棄物として扱われるので大きな費用が必要です。更地にするのであっても、大型重機の存在は不可欠なので建築時建物の寿命を迎えたときのことも考えることが大切です。どんなものにも長所や短所は存在し、利用する際は双方の特徴を踏まえて扱うことでトラブルを最小限に抑えられます。
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