外壁に木材を使用することの魅力と注意点
外壁に木材を利用する場合の魅力について
住宅の外壁はサイディングと呼ばれるボード材が主流となっており、石膏を基材にした窯業系サイディングやガルバリウム鋼板などを用いた金属製サイディングなどが用いられます。また、
その他の仕上げ材として、モルタル下地にウレタン塗装やシリコン塗装などの仕様も多く採用されており、全体的に木材を利用した外壁は事例としても少ない傾向にあります。外壁に木材を利用
することの魅力としては自然素材ならではの風合い、落ち着いたデザインを楽しめる点が挙げられ、その他にも独特の意匠性をアピールできるため、住宅におけるオリジナリティを演出するには
効果的な仕上げ材となります。
外壁に木材を利用する際の注意点について
外壁に木材を利用する場合は、雨水による劣化の防止とメンテナンスと法律規制による使用制限に注意する必要があります。
建築基準法では外壁に木材を利用してはならない地域が存在
しており、燃えやすい木質系材料を外壁に使用することを認めていない防火地域という都市計画上で定められたエリアが存在します。このような外壁の規制がある地域では燃えやすいが木質系材
料を使用することが出来ないため、木材に防火性を付加する材料を塗布することで法律をクリアする措置を施す必要があります。
また、外壁に木材が利用できる地域では雨水による腐朽を防ぐ防腐剤を塗布することが重要であり、定期的に防腐剤を塗布することで色味の変化や劣化スピードを軽減させることが期待できます
。
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