塗料の種類と各特徴を把握した最適な外壁塗装
外壁塗装に於ける塗料は主に4種類に分かれる
外壁塗装の塗料は現在多くの種類が登場しており、これを機能面などから分ける場合もありますが、一般的に素材による分類の方が把握し易くなっています。そして、塗料を素材で分けた
場合にはアクリルとウレタン、シリコンとフッ素の4種類が主に挙げられます。
具体的な各塗料の特徴としては、まずアクリル塗料は透明度及び強度が高くまた低価格ですが、耐久性は約5~8年と短くなっています。次に、ウレタン塗料は耐水性や対候性に優れ、価格も
手頃でバランス自体は良い素材となっていますが、その耐久性は約8~11年程度です。そして、シリコン塗料は耐水性、対候性また対汚性に優れ、耐久性も約12~15年と長く、これらの機能性
と価格を比較した場合にはコストパフォーマンスが良い塗料です。
また、フッ素塗料は対候性等機能性に優れ、その耐久性も約15~20年となっていますが、但し価格が高くなっています
。
塗料の種類別特徴と適した外壁塗装
これらの塗料の種類別特徴を踏まえた上で、それぞれの状況や予算等に合わせて外壁塗装を実施することになりますが、そのイメージの把握として実際に適した施工例としては以下のもの
が挙げられます。まずアクリル塗料は耐久性には欠けますが、価格が低くまた重ね塗りが可能であることから外壁を細目に塗り替えたい場合には最適です。次に、ウレタンは機能性及び価格
の全体的なバランスを重視する場合に適しており、また柔らかい素材であることから建物の細部のみ塗装を行いたい場合などに最適です。そして、シリコンはコストパフォーマンスの点に於
いて長期的な視点から建物全体の外壁塗装を行いたい場合などに適しています。
また、フッ素は建物の形状により頻繁に塗り替えが困難である場合や高級感を出したい場合などに最適な
塗料となっています。
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