外壁塗装を行うさいの料金の相場について
外壁塗装を行うさいの料金の相場について
外壁塗装は、外壁を塗料で塗ることによって被膜を作るというリフォーム方法のひとつです。外壁は風雨に晒される場所であり、時間とともにその能力が落ちていきます。そのためいずれは壊れてしまうものですが、その壊れる原因が水が内部に染みこむことで発生します。新しい状態であれば撥水性があるので水が掛かっても影響はありませんが、経年とともに撥水性が失われ素材そのものに水が染みこむようになります。外壁に使われる部材としては木材やモルタルのほか石膏ボードなどが使われますが、これらは長時間、湿気の多い状態が続くともろくなるため、その結果壁が壊れてしまうことになります。
このため、四半世紀ほど経てば、何らかの修繕を行う必要があり、その中で最初に行なわれるのが外壁塗装になります。外壁塗装以外の方法としては、一度、壁を剥がして新しい壁を作りなおすケースや、古い壁をそのままにその上に壁を取り付けるという方法などがありますが、この場合には壁自体に大きな問題を抱えている場合に行うもので、また費用も高くなるデメリットがあります。特に壁を一度剥がす場合には古い壁の処理費用も掛かるので、壁の一部が落ちているといった場合でなければ行なわれない方法です。
一方で外壁塗装では、ほかの方法に比べて安価とはいえ、本格的なリフォームであり規模も大きいためそれなりに費用が掛かります。費用の相場を左右するのはその使用する塗料が大きく影響してきます。一般的な相場ではウレタン系やシリコン系の塗料であれば1階あたり20坪の住宅で90万円から100万円程度が相場です。ウレタン系は一昔前までは主流の塗料でしたが、現在はウレタン系より少し値段が高い程度で、ウレタン系よりも高い耐久性があるシリコン系塗料が使われるようになっています。
またさらに耐久性のあるフッ素系塗料であれば、同様の条件で100万円程度、断熱塗料で115万円程度、光触媒塗料で125万円程度とされています。なお、面積が大きくなればなるほど坪あたりの単価は下がっていく傾向にありますが、作業日数が長くなります。なお、外壁塗装の相場のうち固定費となっているのが、作業を行うための足場になります。足場も外壁塗装する面積によって規模が異なってきますが、最低でも30万円程度は足場を組むのに必要になります。
また外壁に何らかの問題がある場合にはそれらの修繕費も必要になってくるので注意が必要です。
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